エスミンの鑑定辞典

半人前鑑定士の勉強メモ

コーチの品番(コーチ補足)

買い取りの現場で流通量の多いコーチを扱う機会はとても多いです。

コーチを正しく見分けるためのポイントはタグにあります。

今回はコーチのタグを説明したいと思います。

 

 

コーチのタグには数字の無いタグが存在します。
(画像を参照ください。)

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このタグがあるのは、小さめのバッグや2017年から出始めた
モデルになります。

小さめのバッグの数字の無いタグは、
昔から数字がありませんのでタグの異常は見られないのですが、
大きめのバッグ(通常バッグと呼ばれるサイズ)のタグに
数字が無いと怪しくなります。ですので、その場合は、
バッグ全体を見ます。
2017年から出回り始めたバッグには、
(画像を参照ください。)

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バッグの中にポケットが付いていれば、
そのポケットの奥に小さな番号の札が付いています。
その2段めの「F」から始まるアルファベットと数字の
「F36592」があります。

これが、製造番号になります。
この製造番号をインターネットで検索すれば、
バッグが該当します。

最近のコーチのバッグは
高額ラインになりつつありますので、
しっかりと商品一致し、買取値段を定めないと
買取から逃してしまう恐れがあります。
ちなみに中古の良い状態の買取相場は、10,000円前後になります。

 製造番号の意味

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画像の中の製造番号の「F36592」の場合、
「F」から始まっています。

この「F」から始まる場合は、コーチのアウトレット用に
作られた製品になります。(FactryのF)

アウトレット用に製造されていますので、アウトレットには見えない
作りになっています。

コーチは商品数が多いためインターネットで同じ製造番号で検索し、
探せたら買取価格の参考にできます。
また、「F」からではなく、数字から始まる番号は、正規品になります。

しかし、正規品の場合は、タグにアウトレットマークが入ります。
(画像を参照ください。)
右上の赤丸のところに「◎」があります。
このマークが入ると、正規品がアウトレットになります。

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こちらはどこかしらに不具合があります。
この場合は、通常の製造番号から買取額を落としての
買値になります。

 

製造番号の種類

コーチの製造番号の種類は、たくさんありますが、
ある程度知っておけば買取などに有利な法則が
存在します。それは、番号の数字の数(数字の大きさ)
です。コーチの昔のバッグはハイフン後の3桁の数字
で表されています。

レザー素材を使っており、
デザイン的に旧いとわかりますが、
3桁の数字が入っているものは旧いタイプです。
3桁ときたら、4桁になります。

4桁も旧く、2000年代の製造番号になります。
代表的なシグネチャーラインが多いです。
4桁ときたら、5桁になります。

5桁は、数字だけの5桁と「F」と数字5桁のパターンになります。

今の番号も5桁の数字からなりますが、
かなりの数の商品点数がありますので、
数字の小さい順から数字が大きくなるに連れて、
新しいデザインになります。
コーチは、デザインや素材、バッグの大きさで、
買取金額が変わりますので、大きい数字の製造番号は、
特に気をつけて買い取りするようにして下さい。

 

いかがだったでしょうか?

もし、コーチがお手元にあるのでしたら、自分がどのタグのコーチを持っているかか確認してみるのも面白いかもしれません。