ティファニーについて③
ティファニーほどのブランドとなると、不正品が多く出回っております。
分かりやすいモノで説明していきたいと思います。
今回は、ティファニーのリターントゥハートネックレスです。
ティファニーのシルバー925とエナメルのハート型を重ねた
ネックレスです。ティファニーのネックレスは、指輪より
人気があり、特にビーンズネックレスやオープンハートネックレス
に比べたら、珍しいデザインは人気があります。
人気があるブランドの商品には、ほぼ不正品が存在します。
ティファニーにも指輪やネックレスの不正品が多く出回って
います。そのティファニーの不正品の画像を用いて説明します。
刻印を見る
ティファニーの商品だけでなく、ブランド物のジュエリーは、
すべて刻印を見ます。
刻印されている文字などを見るのですが、ハートの
文字が消えています。消えかたが削り取られているのではなく、
キレイに消えています。「PLEASE」の「P」、「TIFFANY」の「T」、
「NEW」の「N」がキレイに消えています。
それ以外の文字も
字の並び方が不揃いに見えます。
どんなに使用感があっても、
キレイな作りをしていなければ、不正品の可能性があります。
光に反射すると、文字の下から線のようなものが見えます。
シルバー925でできているので、ほぼ1つの金属をプレスしただけでは、
このような感じにはならないはずです。
このハートはシルバーメッキで
できている感じがします。
メッキなら、このような線が入ったりします。
さらに赤い矢印の部分は、磨き方か段差かわかりませんが、
不自然に見えます。統一感がありません。ここの作りでも
少し怪しい感じがします。
細部を見る
刻印が怪しいことを念頭に置き、違うところを見ます。
(画像を参照ください。)
エナメル部分ですが、
ここは本当にエナメルで出来ているか、どうかのチェックします。
また、キレイに貼り付けてあるかどうかの確認も見ます。
ここの作りが怪しい場合は、不正品になります。
留め具の部分を見る
本体部分を見たら、留め具の部分を見ます。
ネックレスの留め具は、細かくできているため、
真正品か不正品かの判断がし易い場所でもあります。
(画像を参照ください。)
赤い矢印の金具ですが、これはネックレスを付ける時の
開閉金具です。この形が縦長になっており、真正品は
もう少し横長です。この部分での判断は、難しいのですが、
こういう部分を見て、作りのチェックが重要です。
次に赤い矢印の下の部分ですが、プレートがあります。
この部分は、「TIFFANY&CO.」と刻印されているのですが、
字体が雑でわかりにくいです。
このプレートの刻印は、
どのブランドもしっかりとブランド名を入れており、
画像の押して刻印を入れるタイプが雑なものや
レーザー刻印のような文字が入っているものは、
不正品の対象になりますので、この留め具付近は
よく見るようにしています。
また、ここ最近のティファニーの不正品は、
新品状態の物が多く出回っています。
新品状態なので、キレイなシルバー色なのですが、
シルバーの影(黒っぽい)色ではなく、
テカテカしたシルバーの色が強く、重さは持った感じ、
軽い感じがする「銅」でできた不正品があります。
箱も付いており、一瞬安心しそうですが、
新品の状態の物は、気をつけて見なければなりません。
このように、ティファニーに限らずブランドジュエリーを見る際は、以下の三つを見ます。
1.刻印
2.全体の作り
3.留め具
また、不正品には、真正品のように細かく美しい刻印を掘ったり、作りに仕上げることはできませんし、まずやりません。
それは、不正品ビジネスは「いかに安く手間をかけずに真正品と勘違いして買ってもらことで利益を出すビジネスモデル」だからです。
だから真正品のように細部までこだわるものは少ないのです。
しかし、スーパーコピーと言われる、プロでも見逃してしまう精工なつくりの不正品もありますので、しっかり見ていかなければいけません。
いかがだったでしょうか?
ティファニーを全体的にみてきたことで、少しはティファニーについて知ることができましたでしょうか?
フリマアプリやオークションで購入し、
真贋が気になるようであれば、質屋やブランド品の買取店に持ち込み
プロに鑑定してもらうことをおすすめします。
この記事がティファニーをご売却する際の参考になれば嬉しいです。