カルティエについて⑤(時計の真贋)
前回はカルティエのラブブレスの真贋について書きましたが、
今回はカルティエの時計の真贋について書いていきたいと思います。
特定の商品というよりかは時計の真贋を見る際のポイントについてまとめました
文字盤を見る
時計が買取に持ち込まれましたら、文字盤を見ること
から始めるのが鉄則です。(画像を参照ください。)
見難いのですが、この時計の場合は、
青い針を上から見るのではなく、横から見て針の塗料が
均一になっているかを見ます。
また、色ムラなどあれば不正品になります。
そして、「Cartier」の文字のロゴを見ます。
ここの部分が、薄かったり平らだったり、かすれていたり
すると文字の作りが甘く、雑に見え不正品になります。
文字盤では、まずこのポイントを見て判断します。
カルティエの隠し文字について
カルティエの時計で有名な隠し文字。インデックスのローマ数字の中にカルティエのロゴが小さくプリントされております。
(正規品でもヴィンテージ品はロゴが入っていないものもあります)
ホールマークの確認
「18金」の時計には、ホールマークがあります。
(画像を参照ください。)
裏蓋の青線のところにホールマークがあります。
ここが鮮明にわからなければ、
不正品になります。「左は750の天秤」、「右は犬の横顔」
がキレイでなければ、不正品になります。
※ルーペがないと見えないレベルの細かさです。
また、バックルの部分の青線もホールマークがあり、
上の方が「750の天秤」、下が「犬の横顔」です。
ここでも、ホールマークがしっかりと判断できなければ、
不正品になります。
そのため、ホールマークをしっかりと見ないといけません。
裏蓋の字体をよく見る
文字盤で判断できない場合、次に裏蓋を見ます。裏蓋の字体を見ます。
(画像を参照下さい)字体の溝をよく見ると、まだキレイに
削り取れていないように見えます。この雑な感じが、不正品の可能性を
高めます。こういう小さなポイントポイントを細かく確認しながら、
時計は真贋します。
刻印について
正規品:深く鮮明に綺麗に彫られています。細い部分や太い部分、角度などもすべて統一されとても美しいです。
不正品:浅く広く押され、あいまいな刻印になっています。ルーペで見ると文字の端がギザギザしていたり、潰れていたり、中がザラザラして綺麗ではありません。
不正品に多い、レーザー刻印は彫りが浅いので、見るとすぐにわかります。
リューズの造りを見る
リューズの造りも重要なポイントです。
不正品は正規品と違って、形が違っていたり、鏡面仕上げが雑だったりします。
不正品は細かいところほど、こだわって作られているものは少ないです。
ネジの造りを見る
ネジまでこだわっている不正品はほとんどないです。
正規品はブランドのこだわりで、形状、はまり具合、マイナスネジならネジの差し込み部の内側の仕上げとネジ一つとってもとても美しいです。
ネジを見るのは非常に大事なポイントになります。
いかがだったでしょうか?
まだポイントを上げればキリはないのですが、高級ブランド時計は人気と価値がたかいため、多くの不正品が出回っており、そのため多くの真贋ポイントを知っておかなければなりません。
海外で買ってきた時計が不正品だった。なんて話はよく聞きますので、
時計の真贋ポイントを知っておけば、不正品を買ってしまうことも少なくなると思います。
また、時計の真贋については違うブランドで深く書いていければと思っております。