ルイ・ヴィトン 素材・ラインについて
ルイ・ヴィトンは有名なモノグラム・ダミエ以外にもさまざまがライン・素材が使われて素晴らしいデザインの商品を生み出しています。
今日はそんなルイ・ヴィトンのライン・素材について説明します。
まずは様々なラインがありますが今回は、
代表的なモノグラム・ダミエについてから。
世界一有名な柄といえば?
モノグラム
幾何学模様とメゾンの頭文字である「L」と「V」を掛け合わせたモノグラム・モチーフ。
モノグラムは、当時のヨーロッパで流行していたジャポニズムの影響受けて生み出されたものです。
ちなみに「モノグラム」というのは英語で、「組み合わせた文字」という意味。
創業者ルイ・ヴィトンの頭文字であるLとVを組み合わせたロゴ、それに日本の家紋からヒントを得て作られた星や花のモチーフを配したパターンは、今やルイ・ヴィトンの象徴とも言えるでしょう。
ダミエ
ダミエの登場は、モノグラムよりも古く1885年のこと。ルイヴィトンのトランクが人気を博していたことで、便乗するためのコピー品が多く出回り、その対策として生まれたのがダミエでした。
1896年にモノグラムが誕生したのと同時に、ダミエは1度廃止となっていますが、1996年には、モノグラム誕生100周年を記念して復活。モノグラムと共に現在のルイヴィトンの二本柱となっています。
実はこのダミエも、モノグラムと同様、日本文化に影響を受けていると言われています。それが日本ではおなじみの「市松模様」です。
モノグラムもダミエもルイ・ヴィトンを代表するラインですが、その由来はどちらも日本にあるというのは何とも興味深いですよね!
そして、モノグラム・ダミエは素材が本革でないということは知っていますか?
ほとんどの人は「ルイヴィトンの財布は本革を使っている」と考えています。
確かにシリーズの一部は本革を用いているのですが、大半はビニールによって作られているんです。
ビニールと聞くと一気に安っぽい感じがしますよね?
そこはルイ・ヴィトンです。
ただのビニールではなく、エジプト綿に塩化ビニール(PVC)コーティング加工した
「トアル地」と呼ばれる高級素材を使用しています。
ビニールなので当然弾力があり、水に濡れても全く問題無し。薬品にも強い。
本革の財布のように定期的にメンテナンスしてあげる必要も全くありません。
つまり誰が使っても強い財布だと感じられる強さが魅力というわけです。
モノグラム・ダミエにはさまざまな種類がありますので、紹介していきます。
ヴェルニ
カーフレザーにエナメル加工を施し、モノグラムパターンを型押しした上品なライン。
光り輝くようなゴージャスな印象を与えてくれ、カラーバリエーションも豊富です。
モノグラム・アンプラント
上質なカーフレザーに型押しされたモノグラムのパターンが
質感共に落ち着いた印象を与えてくれるラインです。
18色展開とカラーバリエーションも豊富で大人の女性に人気があります。
モグラム・マヒナ
カーフレザーの上にパンチングで繊細にモノグラムパターンをあしらった、
大人の女性のための高級ライン。
26色展開でカラーによって印象が異なるのが魅力的。高級感のある上質な質感も人気です。
ダミエ・アズール
明るい印象にしてくれるダミエアズールは女性を中心に人気です。
パターンもカラーもシンプルで飽きが来ないので、長く愛されるラインです。
ダミエ・グラフィット
男性的なシックなカラーが印象的なダミエグラフィット。
ビジネスバッグなどにも使用され、ラインナップが豊富なメンズラインです。
ダミエ・アンフィニ
丈夫なトリヨンレザーにダミエパターンを型押ししたアンフィニは、
トラベルバッグやビジネスバッグなどアクティブに持ち歩けるアイテムが多いメンズラインです。
メンズラインに珍しくカラー展開も豊富です。
モノグラム・ダミエ以外の代表的なラインはこちらです。
エピ
エピとはフランス語で「麦」を意味し、そのネーミングの通り、素材のすべてに施された線状の型押しがまるで風に揺れる麦の穂のように見えることからこの名がつけられたそうです。魅力はなんと言っても、マットな質感ながら大人のエレガントさが際立つ型押しレザーにあります。シンプルで大人っぽいので、ビジネスシーンでも重宝されている人気のライン。
タイガ
ロシア語で、「針葉樹の森林地帯」を意味する”タイガ”は、シャープかつシックでスタイリッシュな表情が目を引きます。
1993年、ルイ・ヴィトン初の本格的なメンズラインとして登場し、ビジネスユースを意識してデザインされたアイテムが多く、世界中のビジネスエグゼクティブから愛され続けています。
洗練された大人の男性を演出してくれる上品なラインです。
全6色で展開しており、ビジネスバッグを中心にシックなアイテムが豊富です。
以上です。
他にも今回紹介したラインの発展版もありますが、それはまた別の機会に。