ルイ・ヴィトン 真贋チェックポイント
ブランド品の中でも一番多く取り扱うのはやはりルイ・ヴィトンです。
人気、需要がとてもある商品ですので、当然偽物もたくさんあります。
今日は、偽物と本物をどうやって見分けているのかを説明していきます。
(ルイ・ヴィトン製品査定時の真贋チェックの流れ)
①触ってみる、匂いを嗅ぐ
レザーの質感を確かめる
安っぽい質感ではないか?内側の素材感もしっかり見る
ビニールっぽい感じはしないか?
匂いがビニールっぽい匂いはしないか?
↓
②シリアル・ロゴを見る
シリアルの有無やロゴに違和感がないか確認
↓
③パーツの作りにおかしなところはないか?
ファスナー、縫い目、パドロック、ビス、ボタンなど
大まかには上記のような流れになります。
ここからはポイントごとに説明していきます。
シリアルナンバー(製造番号)
偽物か本物か見分ける際に
必ず確認しなければならないポイントで簡単なのが製造番号(シリアルナンバー)です。
ヴィトンのバッグや財布に刻印・印字されており、
たいていの偽物は製造番号だけで見分けることが可能です。
※ブレスレットやキーホルダーなどのアクセサリーには
本物のルイヴィトンの製品でも入っていないモノも多くあります。
また、同じモデルによっても製造番号があるものと無いモノがあります。
ブランドロゴ
ルイヴィトンのロゴ部分も見分ける際に必ずチェックするポイントです。
ロゴ部分はブランドでいう顔なので
「ロゴの押され方、フォントの種類、傾き」などが
雑に作られているモノは偽物の可能性が非常に高いです。
また青丸部分のように本物はOのフォントが丸に近い形です。
基準外の赤丸部分は縦長で、明らかに違います。
基本的に基準外品はOのフォントが違うものが多いです。
このようにフォントの形もしっかり確認します。
金具(ファスナー、ビス、ボタンなど)
金具はメッキに塗り方、刻印のきれいさ、形状などをみます。
贋物はメッキがの塗りが雑だったり、刻印にシャープさがなかったり、
形が全然違っていていたりしますので、よく見るとわかりやすいです。
縫い目(縫製部分)
本物の縫製はよく見るとひとつひとつの縫い目に少し傾きがあります。
こちらの基準外の商品は糸が細く縫製の間隔が大きく空いています。
また、一部縫製がラインからはみ出し、ぐちゃぐちゃになっています。
はみ出しがあったり、間隔がまばらになっているのがよくわかります。
本物ではこのような縫製はありません。
以上のように詳しく見ると本物は細部にまでこだわり、丁寧に製造されております。
大事なのは、世界的なブランドの職人は細部までにこだわりぬいており、雑な仕事はしないということです。
本物に比べ偽物は細部の作りが雑なモノが多く、一見わかりにくいですが詳しく見ると見分けることが可能です。
本物のルイヴィトンで同じ商品でも製造された年代や劣化・傷などで怪しく見える商品も中にはあります。
また、基準外の商品でも多くの種類があり、
すごく本物に近く作られているモノも多く、1か所では判断できない商品も多いです。
プロは作り、生地、金具、刻印など様々な部分をしっかりチェックして総合的に判断しています。
購入の際はこれらの知識を持っておけば、偽物を買ってしまうリスクを減らせると思いますので、ぜひご参考になればと思います。