カナダグース・モンクレール ダウンジャケットの真贋について
12月も末、寒い日が続きますね!
そんなあなたを温めてくれるのはやはりダウンジャケット!
街を行けば、多く見るのはカナダグース、モンクレールのダウンジャケット。
高級ダウンの代名詞とも言えるカナダグース、モンクレールのダウンジャケットはオーバースペックとも言える高機能とブランドロゴを目立たせるわかりやすいデザインが売りだと考えています。
しかし、人気ブランドの宿命といえば「贋物」!
やはり人気があるものは贋物が多く出回っています。
今日はそんなダウンジャケットの2大ブランドの真贋についてお伝えします。
贋物は真似は出来ても本物は作れません。
やはり本物は細部の作りが違います。細部に魂が宿るとでもいうべきでしょうか。
ポイントは2つあります。
1.贋物は安いコストで利益を出したいので、細部を真似したくてもできない、
2.そもそも本物も偽物が作られないように、熟練の職人が高度な技術を用いて作る。
では、それらを踏まえて2大ブランドの真贋のポイントを見ていきましょう。
今回は「誰でもわかりやすいポイント」に絞って説明します。
【カナダグース】
アークティック ディスク
偽造品の場合、よく見るとアークティック ディスク(ロゴのワッペン)の刺しゅうが粗い、
縫い目の色が異なる、カエデの葉の形が異なるなどの違いがあります。
「Canada」や「Arctic」の文字が間違っていることもあります。
ファー
本物のカナダグースのファーは、見るからに厚みがあり高級感があります。
機能性が高く、最高の保温性で顔を凍傷から守ります。
一方、偽造品のファーは毛が不揃いで整っておらず、汚れていることもあります。
また、コヨーテのファーは、アライグマなどの一般的に代用されるファーと比べてはるかに柔らかいのが特徴です。
フードの縫製の質も確認してください。
ホログラム
2017年より新しいホログラムが採用され、
本物であることの証明としてカナダグースすべての商品についております。
カナダグースのためだけに作られたホログラムはポーラベアが描かれており、
角度を変えても見えるのが特徴です。
ポーラベアのイメージはカナダグースの重要なシンボルです。
Down Association of Canada(カナダ羽毛協会)
純粋なカナダ産羽毛を使用した商品には、カナダ産羽毛の品質を証明し
認定しているダウンマークタグが付いています。
カナダグースに限らず、高級羽毛布団等にも使用されます。
【モンクレール】
ワッペン
本物のモンクレールのダウンに付いているロゴはわずかにクリーム色(あるいは別のカラーの場合もあります)で毛羽立っているフェルト状の生地が採用されており、ロゴに沿ってしっかりと刺繍が行われています。
偽物の場合、ロゴの色が真っ白で更に縫い付けが粗くなっています。また、ロゴの形状にいびつな場合があり、写真のように縦長になっている場合があります。また、本物のロゴは基本的に刺繍である為、印刷されている場合には注意が必要です。
コミックラベルの形状
ダウンジャケットの裏側に付いているコミックラベルは、本物の場合、ラベルの四隅に丸みのある形状ですが、偽物の場合は四隅が角ばっています。
また、本物は裏地のアニメタグがわずかに粗めの素材に印刷されているざらりとした質感があります。
ホログラム
モンクレールの服には正規品である事を証明するホログラムタグと
12桁のQRシリアルコードがついた小さなラベル(2x2.5cmくらい)があります。
上記の画像ではコードを一部隠していますが、12桁のアルファベットと数字の組み合わせです。
モンクレールの認証サイトcode.moncler.comにこのコードを入力することによって
本物か偽物かのチェックを行うことができます。
アウターなら通常は製品の裏側、身頃横の縫い代の部分に
ラベルを収納する小さなポケットが縫い付けてあり
そこに上画面に表示されているようなラベルが付いているはずです。
品質タグ
ペッパージャパン、スープリームスインコーポレーテッド、スプレンダーズ&カンパニーの表記があるものもあります。
これはニセモノではなく、国内正規代理店が輸入した商品です。
代理店の変遷は以下のようになっています。
2001/8~2005/12 ペッパージャパンコーポレーション
2006/1~2008/3 スープリームスインコーポレーテッド
2008/4~2009/3 スプレンダーズ&カンパニー
2009/4~現在 モンクレールジャパン
なので、古い物にはこのような表示の物があります。
せっかく憧れの高級ブランドのダウンジャケットを贋物だとしたら、泣くになけませんよね!
今回紹介したポイントを確認して、しっかり本物をゲットしましょう!!