ダイヤモンドの蛍光性について
蛍光性とは
Fluorescence(フローレッセンス)とよばれ、
鑑定書の中に「蛍光性」として表記されます。
蛍光性は4Cで評価されるダイヤモンドのランクとは無関係です。
しかし「ある条件」に該当した場合、残念ながら、マイナス評価の要因となります。
「蛍光性」は、紫外線やX線など、ブラックライトなど肉眼では見えない光をダイヤモンドに当てた際に現れる発光色のことです。
これらの特殊光線を当てた際、青白さや黄色など、ダイヤモンドの中に何か色味が現れる状態を指します。
この色味があまりに強いと「良い石ではない」とジャッジされ、買取価格が大きく下がることがあります。
キュービックジルコニアなどの人工ダイヤモンドには「蛍光性」という現象はありませんので、
「蛍光性」こそがナチュラル(天然)ダイヤモンドの証であるとも言えます。
4Cと同じように「蛍光性」にも強弱を示す段階があり
None(無し)
Faint(弱い)
Medium(中)
Strong(鮮やか)
Very Strong(とても鮮やか)
の5段階に分かれます。
一般的に、蛍光性が「None」「Faint」のものはダイヤモンドの価格に影響を及ぼすことはありませんが、
「Medium」以降になると相場は下がると言われています。
特にオイリーと呼ばれる蛍光性が強いダイヤは白く濁っていて販売にも向かず値段は下がります。